ソロキャンプの魅力と注意点。必要な物や場所選びについて

アウトドア

こんにちは84(ハッシー)です。

秋の紅葉シーズンになりました。仕事中も山行きのことばかり考えているトレイルランナーです。

さて、最近ソロキャンプが密かとは言えないブームになっています。ソロキャンパー芸人のヒロシさんのユーチューブチャンネルも登録者数100万人に迫る盛況ぶり。

ひと昔前はキャンプといえば、仲間や家族とワイワイやるのが当然といった感覚でした。一人でキャンプするのは、よっぽどの達人か、さもなければちょっと変わった奴という認識。

しかし、今やソロキャンプというスタイルもすっかり市民権を獲得したようです。私のように、家族のいない一人者のアラフォー男も気おくれなくキャンプに出かけることができるようになりました。

ユーチューブや雑誌でソロキャンプの情報に触れて、「自分もソロキャンプに挑戦したい」と考える人も多いでしょう。

しかし、いざ挑戦しようと思っても、

 

どんな場所でやればいいの?

何をもっていけばいいの?

危険はないの?

 

など疑問を持つかと思います。

そこで今回は、初心者向けにソロキャンプの楽しみ方と注意点点、そして最低限必要な装備について解説してみたいと思います。

この記事を読んでいただければ、とりあえずソロキャンプデビューをはたしていただけることと思います。

 

ソロキャンプの魅力

出典 pita bag

ソロキャンプの魅力と言えば、なんと言ってもその圧倒的な自由度にあります。

家族や仲間とのキャンプもかけね無しに楽しいものですが、他人といる以上予定をある程度すり合わさなければいけません。

ソロキャンプの場合、周囲に迷惑さえかけなければ、すべてが自由です。何を食べようと、何を飲もうと、やろうとしたことを途中でやめようと全て自由。好きなだけボケっと寝転んでいても誰にも文句は言われません。

私の場合など、テント設営の時点からすでに呑みながら行ったりしますが、誰からも白い目で見られることはありません。何しろ一人ですから。

自分のペースで好きなことをするのは想像以上に楽しいもの。ぜひ多くの方に味わっていただきたいものです。

ただし、自分がやらなければ何もはかどらないのもソロキャンプなので、サボりすぎは禁物です。

適度に働くのもソロキャンプの魅力の一つです。

初めてのソロキャンプに最適な場所

出典 pitabag

始めてソロキャンプをするときは、ある程度利用者が多いメジャーなキャンプ場を選ぶのが無難です。

利用者の多いメジャーなキャンプ場は比較的規模も大きく、炊事場やトイレ、売店、最近ではシャワールームなど設備が整っている所が多い。

また、係員などキャンプ場の関係者が常駐している場合が多いので安心感もあります。

初めてのキャンプというものは、想像していた以上にイレギュラーがつきものです。設備が整ったキャンプ場なら、そういったイレギュラーを最小限に抑えることができます。

キャンプ関連の道具のレンタルをしていたり、薪や炭を販売していたり、ちょっとした忘れ物や足らずぐらいならカバーできることも多いです。

もう一つメジャーなキャンプ場を選ぶべき理由として「安全面」があります。

特に女性は、人気の多い場所、隣に家族連れや女性のグループなどがテントを張っている場所を選ぶといいかと思います。

人気のない静かなキャンプ場は確かに魅力的です。誰にも邪魔されることなく自然の音や景色に没頭したくなる気持ちはわかります。

しかし、そういった場所では何かあった時、すぐに助けを求めることはできないということ。自然界には、熊など人間以上の力をもった動物もいますし、天候の急変など不測の事態も起こりうります。

そういった物事に対処するには、経験値と適切な装備が必要です。最初は男性であっても人気の多い

メジャーなキャンプ場で経験を積んでから、徐々にレベルアップしていく様にしましょう。

 

ソロキャンプの楽しみ方

ここからは、具体的なソロキャンプの楽しみ方を紹介していきたいと思います。ソロキャンプ の楽しみ方は多岐にわたりますが、ここでは4つにまとめてみました。

テント泊

 

キャンプの楽しみの一つは、「テントで泊まること」です。

テントというのは薄い膜2枚ほどで外界と隔たっているだけ。自然の音や空気をダイレクトに感じながら、地面に伏せって眠ることができる。まさに自然に包まれているというこの感覚が魅力です。

人気の多いキャンプ場でも、自分のテントのそばの虫の声や、テントを撫でる風の音はリアリティーをもって聞こえてきます。テントの中ではなかなか眠れないことも多いですが、こういった自然の声に静かに聞き入って過ごすのも楽しみの一つであります。

「テントで泊まる」という非日常性そのものが楽しみとなるのです。

 

焚き火

出典 pixabag

 

焚き火のないキャンプはジョン・レノンのいないビートルズみたいなもの・・。とまでは言わないですが、焚き火はキャンプにおける最大の楽しみの一つであります。

人間は太古から火を囲んできました。火をおこし、ただそれを見つめているだけで何か心やすらぎます。きっとそれは祖先から引き継いできた遺伝子なのでしょうね。火をおこして、火の世話をする。ただそれだけなのですが、キャンパーの誰もがその魅力に取り憑かれます。

特に夏の終わりから、秋冬にかけての焚き火は身も心も温めてくれます。

キャンプ場で焚き火をする場合の注意点として、「焚き火をしていいい場所が決まっていること」と、そのほかの場所で焚き火する場合は「焚き火台」が必要なことです。

ほとんどのキャンプ場では直火で焚き火ができる場所が決まっていますそのほかの場所では、完全に禁止か、焚き火台使用の場合のみ可能となっています。

直火はで焚き火をできる場所はかぎられていますので、すでに誰か使用していると焚き火ができないということになります。

できれば専用の焚き火台を携行していくのが無難です。焚き火台であれば自分のサイト内で使用できる場合が多いので、ゆっくりと自分のペースで焚き火を楽しむことができます。

散策

キャンプ場の近くには、大抵山や森など自然豊かな場所があります。是非ともゆっくりと散策を楽しみましょう。

ひとり気の向くままに、森の中をゆっくりと歩く。聞こえてくるのは鳥の声や木々を揺らす風の音のみ。

そういった環境に身を浸していると、生命としての根源的な喜びを取り戻すことができます。本当のリラックスというのは自然の中にあるものです。ひとりであれば誰に気兼ねなく好きなだけ自然を享受することができる。

体力があれば少しハードな登山などでもいいですが、キャンプの場合はキャンプがメイン。

疲れすぎない程度の散策に留めておくのがおすすめです。疲れて帰ってくるといろいろとやる気が起こらなくなってきますからね。

キャンプを楽しむための余力を残して楽しみましょう。

食事

食事はソロならずともキャンプの醍醐味の一つであります。しかしソロキャンプの場合、あまり凝らない食事が個人的にはおすすめです。

キャンプといえばBBQと言った様に、キャンプの中で料理、食事に対して割くリソースは多くなりがちです。

確かにキャンプ場での料理は楽しいものなのですが、ソロキャンプ の場合他に誰も食べる人がいませんので、後片付けも考えると簡単な調理で済ませてしまうほうが、面倒がありません。

キャンプで食べる食事はたとえインスタントラーメンの様なものでも、日常の倍ほどおいしく感じられるものです。

おすすめは、ひとり用のガスバーナークッカーで簡単に調理できるもの。あとは出来合いのおにぎりなどでもいいでしょう。

料理の手が空けばその分焚き火の世話などに専念できますしね。料理しながら焚き火の世話をするのって、ソロの場合案外面倒なんです。

料理が一番の楽しみの場合は凝った料理に挑戦するのもありですが、キャンプ=BBQという様な固定観念に囚われることなく自由な発想で食事も楽しみましょう。

 

初めてのソロキャンプ 用クッカーおすすめ4選 

 

夜空

キャンプに来たら夜空をみあげましょう。

天候にもよりますが、普段生活している都市部と違って余計な光が少ないキャンプ場では夜空に輝く星たちを驚くほど鮮明に眺めることができます。

本当に天候の良い夜空に出会ったときは、感動するほど美しいものが見られます。芝生などに寝転がって夜空を眺める。それだけでキャンプにきてよかったと思えるものです。

月が出ているときは、月の明かりの本当の明るさを知ることもできます。月って本当に明るいものだということが理解できます。本が読めるほどあかるいですからね。

キャンプ場の夜空は美しいものの宝庫です。

ソロキャンプで気をつけること

 

ソロキャンプを行う上で気を付けるべきことを3点にしぼって解説してみます。

セキュリティー

ソロキャンプのセキュリティーは基本的に全て自己責任です。

自分以外誰もいないので当然ですが、基本的に貴重品は常に持ち運ぶことになります。

ちょっとトイレまでという時でも常に携帯しているほうが無難。

キャンプ場には悪い人は少ないですが、いないとも限りません。最初から貴重品を持ち歩く癖をつけておいたほうが、トラブルになる可能性が低いです。

あと、ソロキャンプ に最適な場所の項でも述べましたが、特に女性の場合は、ある程度利用客の多いメジャーなキャンプ場を利用したほうがいいでしょう。

忘れ物

ソロキャンプの場合、必要な道具や装備を忘れたら基本的に誰からも借りることができません。ライター程度のものなら借りることができるかもしれませんが、下手をしたらキャンプそのものが成立しなくなる場合もあります。

ウソのような話ですが、キャンプにテントを忘れてきたという事例もあるくらいです。

出かける前に、必ず荷物の最終チェックを行いましょう。できれば事前に持ち物リストを作成するなどして、持ち物の抜け漏れを防ぐようにするのが良いです。

快適なキャンプには、適切な装備と持ち物で。

基本的な道具の使い方

テントや調理の際のクッカーなど、キャンプに必要な道具の基本的な使い方を理解しておきましょう。

道具の使い方を理解しないままキャンプにでかけて現地でテントの張り方に右往左往していると貴重な時間がどんどん浪費されていきます。使い方を理解していないが故の忘れ物なども起こりがちです。

キャンプに出かける前に、テントの様な基本的で重要な道具は一度自宅などで使い方の趣味レーションをしておきましょう。

ソロキャンプで使用する様な道具は、コンパクトなものが大半なので自宅でもシュミレーション可能かと思います。

快適にキャンプを楽しむためにも、基本的な道具の使い方をマスターしておきましょう。

 

 

最低限度必要な道具

ソロキャンプ を行うために最低限必要な道具を紹介しておきたいと思います。個々必要と感じるものは違いますが、私が思うベーシックなものでまとめてみました。

あとは個々人必要と思われるものを、これに足していけばいいかと思います。

テント

まずはテント。これがなければそもそもキャンプが成立しないといってもいい道具です。

夜露や寒さから身を守ってくれるテント。他にも夏場は、蚊などの虫たちからも身を守ってくれます。

テントなしの野宿を愛好する人もいるにはいますが、それは上級者になってから。まずはテントを用意しましょう。

ソロキャンプ用のテントは基本的は1人〜2人用のコンパクトなもので十分です。登山用品店で、山用のソロテントを選べば、それくらいのものが多くあります。

山に担ぎ上げることが前提なので比較的軽く、収納もコンパクト。ソロキャンプは荷物をすべて自分で運びますので、軽くコンパクトであることはマストです。

シュラフ・マット

続いて寝具。シュラフ(寝袋)とその下に敷くマットは必需品です。真夏の暑い時期でも夜は冷える場合も多いのでシュラフを持っておきましょう。

シュラフの下に敷くマットがなければ地面に直接寝転がることになります。長時間硬い地面に接していると、体が痛くてとても快適な睡眠は取れません。また、秋冬は地面から直接寒気が伝わるので、寒くて眠れなくなります。シュラフと合わせて必ずマットも用意しましょう。

シュラフもマットも登山用品店で手に入れることができます。シュラフに関してはタイプによって使用できる温度が変わってきます。真冬の寒冷地で使用できるものは値段も高くかさばります。

ただ、そういったものは夏場は暑すぎて使用できませんし、第一値段が高すぎます。最初は、夏場〜秋口にかけて使用できる3シーズン用のものでいいでしょう。少し寒ければ下にダウンジャケットなどを着込めば調整可能です。

あと、シュラフは濡れるを保温性を失うものが多いので、テント内の結露から守るためシュラフカバーもあれば便利です。

クッカー

ソロキャンプでの食事は、1人ですので少量で事足ります。手間が掛からず暖かいものが調理できる小型のクッカーがあればいいでしょう。

画像の様な小型のガスクッカーがおすすめです。湯を沸かしてインスタント食品を作ることもできますし、小型のフライパンを使えば焼き物や炒め物も作れます。

コンパクトなので収納も便利だし、使用したあとの片付けも簡単です。

明かり(ランプ・ヘッドランプ)

キャンプ場では夜は真っ暗闇になります。必ずランプ等の明かりは持っておきましょう。

夜トイレにいきたくなった場合ランプがなければ道も見えません。テントの中で探し物をしたり、何をするにも明かりがなければ何もできないのです。

明かりは必ず必要ですが、最低限の持ち物でということになれば、ヘッドランプをもっておきましょう。ソロキャンプの光原であれば明るめのヘッドランプで事足ります。

ヘッドランプはコンパクトだし、頭に装着可能なので、夜歩く場合も使いやすいですし、小さいテントの中では天井からぶら下げれば十分隅々まで見渡せます。

まとめ

ソロキャンプ の魅力。楽しみかた・注意する点などまとめ解説してみましたてみました。

ひとり静かに自然に浸りながら過ごす時間はとても美しい時間です。

この記事が、ソロキャンプ をやってみたいけど迷っているという人の参考になれば幸いです。




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